先日行った住民意識調査アンケートの分析が完了しました。
ここから見えてきたことがありました。
それは、
世代による見解の大きな違い
です。
このマンションは、約半数が高齢層で、約3割程度が中年層で構成されています。
投資用として、法人も2割程度所有しています。

まず、シンプルに、マンションについて満足度を伺ったところ、「満足」との回答が、「不満足」より若干上回っていますが、ほぼ拮抗する結果でした。
しかし、これを年代別にソートしてみると、「満足」と回答した約7割が高齢層で、「不満」と回答した8割が中年層という結果になりました。
中年層ほど不満を感じている結果となりました。

次に管理組合の設立について問うてみたところ、「賛成」が約6割で、前向きに改善の必要性を感じていることがわかりました。
一方で「どちらとも言えない」の回答が4割程度ありましたが、こちらは、

次に管理組合の参加意欲について問うたところ、「参加」は約4割ですが、私としては意外にも高い印象を受けました。
ここでも年代別にソートしてみたところ、
参加派の約7割が中年層で、彼らの71.4%は不満と回答し、管理費・修繕積立金の増額について85.7%が賛成しています。
一方反対派の8割が高齢層で、彼らは不満と感じているものは0%、管理費・修繕積立金の増額について賛成は14.3%しかいません。
世代による見解の違いを色濃く反映した結果となりました。

なお、管理費・修繕積立金の増額についての質問は、4割強が「賛成」、「反対」は15%程度に留まっており、こちらも私が想定するよりも多い結果となりました。
改善の必要性を潜在的に感じているものと思われます。
一方で4割強が「どちらとも言えない」と回答しており、改善の意識はありつつも、出費が増えることが悩ましい結果と推測されます。

また、大規模修繕、建替えの必要性について、少々突っ込んだ問いをしてみましたが、ここでも世代によって改善の意識の違いが見られました。
ただし、建替えについては、「高齢のため」、「内装工事をやったばかり」という個人的事情もある一方で、
「資金的に厳しい」との意見も多くあり、
今後、資金的に軽減するための保留床売却スキーム等の模索や理解が必要と思われます。
年代による満足度や改善の意識の違いがはっきりと現れた結果となりました。
世で言う「マンションの二つの老い(高経年化と高齢化)」を裏付けたものと思われます。
とはいえ、管理組合の設立、管理費・修繕積立金の増額については、想像以上に前向きなことも分かり、具体的な攻め方も分かってきました。
今後は、世代間の分断を生まず、住民同士協力して良好なコミュニティを形成する必要があります。
世代を超えて意見を交わし、理解し合い、合意形成に向けて運営する必要があると強く感じました。
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ここから見えてきたことがありました。
それは、
世代による見解の大きな違い
です。
このマンションは、約半数が高齢層で、約3割程度が中年層で構成されています。
投資用として、法人も2割程度所有しています。

まず、シンプルに、マンションについて満足度を伺ったところ、「満足」との回答が、「不満足」より若干上回っていますが、ほぼ拮抗する結果でした。
しかし、これを年代別にソートしてみると、「満足」と回答した約7割が高齢層で、「不満」と回答した8割が中年層という結果になりました。
中年層ほど不満を感じている結果となりました。

次に管理組合の設立について問うてみたところ、「賛成」が約6割で、前向きに改善の必要性を感じていることがわかりました。
一方で「どちらとも言えない」の回答が4割程度ありましたが、こちらは、
- 頻繁に会合があると大変そう
- 今まであまり不便を感じていない

次に管理組合の参加意欲について問うたところ、「参加」は約4割ですが、私としては意外にも高い印象を受けました。
ここでも年代別にソートしてみたところ、
参加派の約7割が中年層で、彼らの71.4%は不満と回答し、管理費・修繕積立金の増額について85.7%が賛成しています。
一方反対派の8割が高齢層で、彼らは不満と感じているものは0%、管理費・修繕積立金の増額について賛成は14.3%しかいません。
世代による見解の違いを色濃く反映した結果となりました。

なお、管理費・修繕積立金の増額についての質問は、4割強が「賛成」、「反対」は15%程度に留まっており、こちらも私が想定するよりも多い結果となりました。
改善の必要性を潜在的に感じているものと思われます。
一方で4割強が「どちらとも言えない」と回答しており、改善の意識はありつつも、出費が増えることが悩ましい結果と推測されます。

また、大規模修繕、建替えの必要性について、少々突っ込んだ問いをしてみましたが、ここでも世代によって改善の意識の違いが見られました。
ただし、建替えについては、「高齢のため」、「内装工事をやったばかり」という個人的事情もある一方で、
「資金的に厳しい」との意見も多くあり、
今後、資金的に軽減するための保留床売却スキーム等の模索や理解が必要と思われます。
年代による満足度や改善の意識の違いがはっきりと現れた結果となりました。
世で言う「マンションの二つの老い(高経年化と高齢化)」を裏付けたものと思われます。
とはいえ、管理組合の設立、管理費・修繕積立金の増額については、想像以上に前向きなことも分かり、具体的な攻め方も分かってきました。
今後は、世代間の分断を生まず、住民同士協力して良好なコミュニティを形成する必要があります。
世代を超えて意見を交わし、理解し合い、合意形成に向けて運営する必要があると強く感じました。
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